易占で粒焼 2000/01/01(土) |
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風水渙の初爻変、風沢中孚に之く
気がかりなことが解消する。足場を固める時である。しかし、悩み事と一緒に緊張まで失ってしまったのでは何もならない。 |
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ついに1000年代とも別れを告げ、新しい千年紀に突入することになりました。みなさん、1999年はどのような年でしたでしょうか。それぞれに様々な思いがあると思います。新しい2000年代はどのような時代になるのでしょう。その最初の年、2000年がどのような年になるのかも含めて、ちょいと占ってみました。
世はミレニアムで賑わっていますが、今回の卦は相変わらず淡々としたものですね。方向としてはいいようですが、やはり浮かれていてはいけないと言っているようです。 昨年は全体として何らかの問題を抱えている一年という感じでしたが、今年はそれが解消されるようですね。次のステップアップのための第一歩となる年のようです。 「渙」は散るとか離れるとかいう意味を表しています。一般に、堅く結びついたものもいつか解けて散ることを表し、苦難の解消、停滞していたものが再び動き出すことを示します。 しかし、他方で期待していたものが空しく消える、緊張がゆるむという一面もあります。結束すべきものが離散し、そのために悦びが散るという意味合いもあります。 このように相反する意味合いを持つ卦であり、その解釈は難しいところがあります。昨年何らかの問題を抱えていた方にとってはよい方に解釈すればいいと思いますが、昨年いい年であったという方は気を引き締め、今のいい状態を保つようにすればいいのでしょうね。 互卦、綜卦によれば、不用意な言動は謹むように、とのことです。節度を守り、調和を計ること。これは風水渙をいかに捉えようとも気をつけたいことですね。錯卦は盛大、豊饒を表しています。それ自体よいことですが、それを維持させるのは不断の努力が必要であるし、一旦それを怠ると心配事の種となります。 いい方向に向かいつつあるとはいえ、手放しで喜べる状況でもありません。しかし、節度を守り気を引き締めてことにあたるからこそよりよい結果を掴めると言えます。 新しい千年紀の最初の年にいい方向づけができるといいですね。今年もよい年でありますように。 ほな、また。 |
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