易占で粒焼 1999/09/24(金) |
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天雷无妄の二爻変、天沢履に之く
何事も無心に取り組むめば、天は時に思いもかけない褒美を授ける。意識すると外れるが、忘れていると当たる。天佑を望むなら、無心になるしかない。 |
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気がつけば前回の卦からもう一月以上になりますね。いつもふと思いついたときに卦を出していますが、その気がつくときというのは、何かしら変化を感じるときやなぁ、と思います。
やや上向きになってきたというところでしょうか。全体として無心になることを説いています。 「无妄」とは誠をいい、うそ偽りのない状態をいいます。人間本来、誰もが備えている无妄も年を重ね、様々な経験を積むうちに、段々と妄想や邪念にとって替わってくるものです。 しかし、大人であっても無心になれば、ふと本来の姿に立ち戻り、无妄になることが出来ます。そうは言ってもなかなか難しいことですけれど。 でも、それは天の道に反している。我々が手本とすべき天地自然は无妄そのものであり、私たちも小手先など弄せず、ありのままに振る舞えば災いとは無縁であると、この卦は説いています。 互卦、綜卦、錯卦をみても、総じて無心になることを示しています。むしのいい期待や計算、考えなどを排して、無心で取り組めば、自ずと素晴らしい結果に繋がるといっています。 今の自分を振り返ってみて、うまくいってないなぁ、なんかアカンなぁ、ということがあれば、一度一息入れて、自分の心を見つめ直すといいでしょう。そして、何か引っ掛かるものがあれば、それを取り除いてから現実に向き合うようにすれば、事は自ずと良いほうへと展開すると思います。 肩の力を抜いて、気楽にやろうやないか、というところですね。 ほな、また。 |
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