二日もいると... 1999/08/01(日)
飽きてきますわ、狭い島やし、なんもあらへんし。卓球台がなぜか置いてあったけど、一人でやっても面白くないしなぁ。フォレスト・ガンプ並の腕前があったら受けたやろけど、そんなにうまくないし。 海もそうしょっちゅう入ってもしゃあないし、焼くのも限度あるし、酒ばっかり飲んでてもあれやし、飯の時間は決まってるし。持っていった本もすぐ読み終わったし、魚にやるカロリーメイトも二日目でなくなってしまったし。絵はがきも一回出したら十分やしなぁ。続けて何枚も届くのも、それはそれでさぶいし。あ、切手代は結構安かったように思います。さて何回「し」を言うたでしょう? ま、一人やとね、話もできひんし。新婚さんの邪魔するわけにいかんしなぁ。するとですな、うちの部屋担当のベッドメイキングのお兄ちゃんがそれを察したかして、ある日、急に僕を引き寄せ、あ...。ちゃうちゃう、デパートに勤めてはるという二人組のお姉さんがいたのですが、その人たちをナンパせんかいやぁ、言うて来たのでした。 当時は独り者やったので特に障害(何の障害や)となるものはなかったのですが、まぁ、後に相方となる人のことが気になってたし、割と節操のある方(と思うねんけどね)なので、いい人が待ってるからアカンねん、なんてごまかしてたんやけどね。 そしたら、バッカデ〜、おめぇ、日本から一体どれだけ離れてると思ってるんや、言われて。まぁ、それもそうやな、なんて思いましたが、下手打って気まずくなるのもあほらしいと、ほっておいたのでした。あ、でも、一回色目は使ったな、近くのテーブルに座ってた赤ちゃんに。子ども見るとついついおもろい顔をしてしまうのですが、やっぱりなんか受けてたなぁ。変なンおるって。まぁ、子どもの受けどころっちゅうのは洋の東西を問わないものですわ。 で、後に忘れ物を探すお手伝いをしたこともあって、一緒に飲んだり、最後の晩飯を御一緒したりしたのですが、なんかくだんのお兄ちゃん、自らナンパしてはったみたい。日が暮れてから桟橋の端のところまで来てくれとか言われて、メチャメチャ怖かった、言うてはりました。そら男の僕でも怖い。あちらの人は眼がぎょろっとしてて、笑ってても眼が笑ってないし。 ま、でも、変に構えるよりは普通にしてるほうがええやんって思いました。素のままがやっぱり一番ですわ。今も人と接するときのスタンスは変わってないなぁ、基本的に。なんにせよ力入れへんのがいいみたいですね。 なんやかやいうて楽しかったなぁ。べっぴんさんやったし。翌日の朝食時はまた自分の席に戻って一人で食べてたんですけど、一緒に食べないの?なんて言われて。そういうのが嬉しかったりする。やっぱり他所ではあつかましくなれないなぁ。昔から気ぃ遣いやし。 まぁ、ちょいと浮いた話もあったかな、いうことですわ。自慢したいのか。あぁ、そうですわ。なんてね。顔文字なしやと、やっぱりちょいとした間が出しにくいなぁ。つっけんどんになりますねぇ。 そうそう、今回の写真は曇ってたのが急にぱあーっと晴れて、海がキラキラしたときに撮ったものです。銀色の波がなんとも言えず神々しいのでした。神様ってアーティストやなぁ、なんて思ったのでした。今でも見るたびに全く違う夕焼けを見て、そない思います。なんと美しいまとめなんや。 |
負壱話 | 第零話 | 第壱話 | 第弐話 | 第弐話半 | |
第参話 | 第四話 | 第伍話 | 第六話 | 第六話半 | 第七話 |
閑人の粒焼 |
らくがき |
写真館 |
気に入り |
易占 |
Link |
掲示板 |
Help |